今月は、「一人暮らしを支える制度~親なき後についても考えてみよう~」をテーマに、精神保健福祉士の稲垣が担当しました。
一人暮らしを考えた時に、当事者や家族の不安となるのは、お金のやりくりや体調管理、食事、寂しさや孤独感との向き合い方、家や財産の管理などです。そこで、勉強会では、①お金のこと(生活保護・生活困窮者自立支援制度)②成年後見制度③日常生活自立支援事業④相談できる場所―の4つをとりあげました。
ただ、実際の制度の利用方法などについては、各個人の状況によって異なります。このため、そのつど誰かに相談していくことが望ましいとされ、「困りごとを相談できる人がいますか」と参加者に呼びかけました。
勉強会では、参加者からの発言や経験談を交えながら、どこで誰に相談したら、それぞれが抱えている困りごとが、どんなふうに解決するか具体例をあげてわかりやすく説明がありました。
「健康で文化的な最低限度の生活」を実践していくために、どうすればいいのか。なによりも自分の困りごとについて声を出して相談すること、できればいろいろな人とつながっていることが大切だと改めて感じました。
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