「障害者が働くって?」という題で当クリニックの精神保健福祉士の稲垣が講師を務めました。就労支援事業の説明や利用の流れ、障害者雇用率の改正、ハローワークにおける就労支援、就労に向けて必要な事、企業採用者本人に確認することの例など、当事者の体験談交えてながらの内容でした。
障害者手帳をもっていることを伝えて働く(オープン)と、持っていることを隠して働く(クローズ)のメリット・デメリットの話がありました。オープンでの就労体験者の話では、「配慮してもらえる😊、我慢しないで働ける😊、できない前提で見られてしまう😢、昇給が少ない😢、などがあるが、給料が少ないことに関しては障害年金を申請することで「障害年金+給料=収入」と考えることにより、働くことへのプレッシャーが薄らいだ」と話されていました。
「どのように働くかは自分自身で決めること。就労に向けて必要な事は、自分を理解し、状況を伝えることができ、焦りすぎないこと、職に就くことが目的ではなく働き続けることを目標にする」など、生活していくことにも通じる内容でした。
今回の勉強会には50人以上の方の参加があり、「働く」ことへの関心の高さを感じます。就労することがすべてではありません。自分自身の目標に向かって自分を理解することから始めてみませんか・・・(*^^)v
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